「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」ができるために必要な人権感覚は、子供たちに繰り返し言葉で説明するだけで身に付くものではありません。このような人権感覚を身に付けるためには、学級をはじめ学校生活全体の中で自らの大切さや他の人の大切さが認められていることを子供たち自身が実感できるような状況を生み出すことが肝要です。個々の児童が、自らについて一人の人間として大切にされているという実感を持つことができるときに、自己や他者を尊重しようとする感覚や意志が芽生え、育つことが容易になるからです。
とりわけ、教職員同士、児童同士、教職員と児童の間の人間関係や、学校・教室の全体としての雰囲気などは、学校教育における人権教育の基盤をなすものであり、この基盤づくりは、教職員一人一人の意識と努力が不可欠であると認識しています。
1 人権教育全体計画
2 人権教育指導計画
3 人権教育の実際