東小日記(あずましょう にっき)
No11 令和7年1月31日(金)

1月25日(土)、本校体育館にて「開校70周年記念式典」を行いました。この日に向けて、4月から子供たちやPTA、そして教職員が一丸となり準備を進めてきました。「開校70周年記念航空写真撮影」、「開校70周年記念ドラムサークル」、「開校70周年記念運動会」、「開校70周年記念音楽会」、「開校70周年記念講演会」そして、式典同日に行われた「開校70周年記念東小まつり」と、開校70周年を祝う一年間でした。
70年間という歴史を、この機会にひも解く中で、東小学校がいかに地域の方たちの思いによって誕生し、ここまで発展を遂げてきたかを実感しました。
東小学校は、児童数222名と昭島市の中でも小規模な学校です。しかし、東小学校は「笑顔と挨拶の溢れる温かい学校」です。
70年前のPTAや地域、教職員の、「一日も早く子供たちが安心して学べる学校を、この手で作りたい。」という願い。その思いは確実に現在まで引き継がれています。
この式典を通して、子供たちが安全・安心に学校生活が送れるよう、これからもPTAや地域と共に歩みながらさらに発展させていけるよう、努力を重ねていきたいと再確認することができました。
また、祝賀会では東小とつながりのある「多摩保育園」「昭島市立昭和中学校」「都立昭和高等学校」の園児や生徒の皆さんが、鼓笛隊や吹奏楽で祝福してくれました。東小学校の高学年からの有志児童たちも、劇を通して東小学校への思いを表現しました。
こうして、同じ地区で学ぶ子供たちが、同じ場所に集うことができたのも、開校70周年を祝う中で実現できたことです。
「地域と共にあり、地域と共に歩む東小学校」
PTA、地域の皆様におかれましては、これからも変わらぬ御支援・御協力の程よろしくお願いいたします。

No10 令和6年12月6日(金)
開校70周年記念式典まで、あと50日となりました(12月6日現在)。
さて、写真は校長室前の掲示板の様子です。表題にもあります通り、「東小学校開校70周年記念コーナー」を開設いたしました。今回、記念式典に向けて、東小学校の誕生から現在までの歴史をひも解いていく中で、私自身が感じた感動を子供たちにも味わってほしいと思ったのが開設のきっかけです。
コーナーには、
① 東小学校歴史年表
② 開校当時から現在までの写真
③ 校章図案(昭和30年当時の現物)
④ 直筆の校歌(昭和30年当時の現物)
⑤ 校歌誕生の秘話
⑥ 東小歴史クイズコーナー
などが掲示されています。
休み時間になると、子供たちが年表を見ながら、
「昔の校舎ってこんな感じだったんだね!」
「運動会の様子も今と全然違うよね!」
「体育館ができた頃は、まだ周りに何もなかったんだね!」
などと感想を伝え合っている様子を見ることができます。「東小歴史コーナー」に取り組んでいる子もたくさんいます。こうして楽しみながら、東小学校の歩みを知ることができるのも、70周年という節目の年のよさだと、子供たちの姿を見ながら感じています。
高学年の子供たちがタブレット端末やメモ帳を持って、年表や写真を見ながら調べ学習をしている様子も見られます。何をしているのか尋ねてみると、
「とある出し物の準備をしています!」
と答えてくれました。なんだかワクワクする答えに、今後の子供たちの取組が楽しみになりました。
保護者の皆様も、御来校の際にはぜひ「東小学校開校70周年記念コーナー」を御覧になってみてください。どうぞよろしくお願いいたします。
No9 令和6年11月1日(金)
5年生は、春から秋にかけて、総合的な学習の時間に「東小お米プロジェクト」という体験学習を行っています。本校の水田を活用し、地域の農家の方を講師として招き、6月には「代掻き」と「田植え」を行いました。それから秋までの約4か月間、水の管理をしたり、小動物に稲を荒らされないようにネットを張ったりしながら来る秋の収穫を5年生の子供たちは楽しみに待っていました。

そして10月22日(火)、いよいよ待ちに待った収穫の日がやってきました。穂が黄金色に輝く頃になると収穫の適期と言われており、東小の稲穂も見事に収穫の時を迎えることができました。
講師の先生のお話を真剣に聞き、5年生の子供たちは収穫作業に懸命に取り組んでいました。収穫体験をしながら、
「こっちにもまだ稲が残っているよ。」
「一粒も残さないように収穫しよう!」
「中にお米が入っていないものもたくさんあるね。」
「こんなに苦労して育ててこの量のお米しか収穫できないなんて、お米を作る農家の人は大変なんだね。」
と感想を交わし合う子供たちを見ながら、
「こういった体験を通して、農家の方々の苦労や思い、そしてふだん何気なく食べている食料の価値について学べる機会があるのは、とても貴重なことだな。」
と思いました。

No8 令和6年10月25日(金)

東小学校の南校舎には、図書室があります。写真は、図書室前にある「読書コーナー」です。図書委員会の児童が開校70周年を記念し、東小のみんなにおすすめしたい本を71冊選び、紹介するという企画が現在展開されています。そのリストを見てみると、低学年向きから高学年向き、さらには読書が好きな人向けの少し難しい本までとてもバリエーション豊かなものになっています。保護者の皆様にも、ぜひ御来校の際には少し立ち寄って御覧になっていただければと思います。
そんなすてきなコーナーを眺めていると、ふと図書室の隣にある「相談室」から、和気あいあいとした声が聞こえてきました。
中に入ってみると、真剣に何か作業をされている保護者の方々の姿がありました。お話しを伺ってみると、
「東小の子供たちのためにパネルシアターの準備をしているんです。」
と教えてくださいました。写真はその時の様子です。(とても完成度が高く、驚きました!!)

相談室で作業してくださっていたのは、「図書ボランティア」の保護者の皆様でした。御多用の中、東小の子供たちのために時間を作り、このように一つ一つ心を込めて「手作りのパネルシアター」を用意してくださっています。(3月に子供たちに披露する予定です!)
以前にも図書ボランティアの方々による「パネルシアター」が開催された際に、
「こういった取組を通して、東小の子供たちが少しでも本に興味をもって、読書をする機会を増やしてくれたらうれしいです。」
とボランティアの方がお話しして下さったのをふと思い出しました。
今も昔も、東小学校の子供たちは保護者や地域の方々に温かく支えられて、こうして安心して学校生活を送ることができています。
この日記を御覧いただいている保護者の皆様におかれましても、日頃から様々な場面で御理解と御協力をいただいていますことを、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
今後とも東小の子供たちのために、温かい御支援と御協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
No7 令和6年10月3日(水)
表題は、光村図書 国語 3 下巻 あおぞら「ちいちゃんのかげおくり」より抜粋

3年生は、国語で「ちいちゃんのかげおくり」という物語文の学習をしています。
「ちいちゃんのかげおくり」は、第2次世界大戦の恐ろしさを描いた物語です。体の弱いお父さんを戦争に送り、家族3人の暮らしが始まったちいちゃん。夏のはじめのある夜、ちいちゃん一家は空襲に遭います。空襲で焼け出されたちいちゃんは一人ぼっちになり、空腹に絶え、それでも懸命に生きながらえようとします。
戦争とは一体どんなものなのか、この学習を通して3年生の子供たちは一生懸命に学んでいます。
写真は、物語に出てくる「かげおくり」を実際に行っている様子です。子供たちの姿を見ながら、ふと、
「開校してから70周年を迎える東小学校は、戦争を乗り越えた先人たちの願いや努力があってこそ、今ここにあるんだなあ。」
と思いました。
これまでの「東小日記」でもお伝えしたとおり、東小学校はまさに開校当時のPTAや地域の方々による「手作りの学校」です。過去の歴史をひも解きながら、
「これほどまでのPTA・地域の先人方の熱量はどこから来るものだったのだろう。」
と考えたこともありました。そして、戦後日本が復興に向かう中で、
「一日も早く子供たちが平和で幸せな暮らしを送れる世の中になってほしい。」
と願う強い熱量が、この東小学校を誕生させたのだろうと考えました。
戦後79年目を迎え、東小学校開校70周年となる今、そんな先人たちの思いや暮らしを想像して、御家族で話し合ってみてもよいかもしれません。
No6 令和6年9月18日(水)
No5 令和6年8月2日(金)

今回の東小日記も、歴史特集「東小学校の歩み」をお届けします。
写真は、昭和29年の東小学校の様子です。さて、一体何が行われている時の様子でしょうか。
校庭に設営されているテント、体育着姿で走る子供たち。そしてそれを見守る多くの方々。おそらく一目でお分かりになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、開校当時の運動会の様子です。
開校当時の東小学校は、東京都下で一番広い敷地を持ち、児童数はなんと1202名、学級数は21学級もありました。しかし、学校とは言っても、軍から払い下げの2階建ての一部はアパートになっており、住人が洗濯物を干したり台所の水を窓から捨てたりと現在の状況とはかけ離れたものだったそうです。(写真を見ると、2階部分に東小学校に住んでいる人たちの洗濯物も見えます。)
それでも、写真からも伝わってくる当時の東小学校の子供たちは元気いっぱい!多くのPTAや地域、教職員の方々に温かく見守られながら安心して学校生活を送っていたのだろうなと思いました。
No4 令和6年7月25日(金)

今回の東小日記は、前回から引き続き【東小学校の歩み】をお届けします。
昭和25年4月25日、PTAの方々を中心とした地域の方々の熱い情熱の下、待望の分校「昭和町立玉川小学校分校」ができました。(この日を開校記念日としました。)
しかし、床は土間で天井もなく、板仕切りの教室で風通しも悪く、各教室の話し声も筒抜けだったそうです。(夏の授業は、ひどい暑さで落ち着かず大変でした。)
そこで、PTAを中心に、「何としても、1日も早く子供たちによい教育環境を作ってやらねば!」という思いを下に「独立を進める会」が作られ、様々な活動が始まりました。
そして、昭和29年4月1日、地域・PTAの一致団結した情熱と努力が実り、ついに「東小学校」として独立しました。
こうしていよいよ、現代まで続く「東小学校」としての長い歴史が始まりました。(続く)
※1 写真は荒れはてた校庭の整地・草とりのために集まった300人もの保護者の方々による作業の様子です。
※2 「東」という校名は。当時「東原」と呼ばれていた土地に建ったことと、昭和町で最も東に位置することから命名されました。
No3 令和6年7月12日(金)

今回の東小日記は、これまでの東小学校の歴史の1ページを紐解いてみようと思います。
題名にもあるとおり、写真は昭和24年当時の東小学校です。当時、現在の東小学校が建っている場所には、戦時中の軍の建物があったそうです。
建物は木造の大変荒れた状態であったようで、PTAの方たちを中心にして、新たな校舎を求める動きが始まりました。写真にある校舎を改造して、新しい校舎にしてほしいと町や議会に働きかけたのです。
PTAの方々を中心とした地域の方々の熱い情熱の下、東小学校の歴史は始まりました。(続く)
※今後も東小学校70年の歴史を紐解く企画【東小学校の歩み】を織り交ぜながら、東小日記を更新して参ります。今後とも、御愛読よろしくお願いいたします。
No2 令和6年7月4日(木)
No1 令和6年6月25日(火)

保護者の皆様、日頃より本校の教育活動に御理解・御協力をいただき誠にありがとうございます。
さて、今年度東小学校は開校70周年を迎えます。1月には「記念行事」や「記念式典」も予定しているところでございます。
また、日頃の教育活動の中でも各学年が工夫を凝らし、「東小70周年」をテーマに様々な取組を行っています。
そこで、保護者の皆様にもそんな子供たちの活動の様子を御覧いただきたいと思い、この度「東小日記」を開設することといたしました。 更新は不定期とはなりますが、少しでも今年度の東小学校の様子がお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
※写真は、本日(6/25)の朝会で、児童会が紹介してくれた「横断幕」です。
本日より体育館外側壁面に掲示しておりますので、御来校の際に御確認ください。