2022年2月3日(木)
4年生 校外学習 浅草方面・スカイツリー


 保護者の皆様による子供たちの感染症防止の徹底とともに、ウイルスを学校に持ち込まないことにご尽力いただき、本校においては校内感染が発生していないため、予定通り校外学習を実施することができました。子供たちの学習保障、心の健全育成のために、大きな礎となりました。心より感謝申し上げます。子供たちの笑顔が、ここに至る過程、本日の成果のすべてを物語っています。
校外学習の東京都クイズ
 <左>「江戸の文化を伝える浅草」「時空を超えた空間スカイツリー」の学習台本です。往復のバス、浅草、スカイツリー、それぞれ1時間分の学習内容(クイズ&ビンゴ)が詰まっています。<右>すべての見学場所、バスの中も感染症対策を徹底しています。バスは40人で2台としました。
雷門(かみなりもん)
 <左>順調に浅草に到着し、雷門から小グループに分散して、見学を開始しました。雷門は浅草寺の総門であり、正式名称は「風雷神門」といいます。創建年代は天慶5年(942)とも伝わります。風雷神門の名は、風神と雷神を門の左右に奉安していることに由来します。<右>浅草の歴史を絵巻で解説。
龍神像 と 龍の彫刻
 <左>雷門をくぐると、龍神像が、雷門の背面、風神・雷神と対称となるように奉安されています。<右>提灯の底に施されている龍の彫刻。 今日1日で、何体の龍を発見できるか、興味深そうに挑戦していました。
仲見世通り
 仲見世は浅草寺の表参道です。長さ約250mにわたって、参道の両側に朱塗りの店舗が並びます。日本で最も古い商店街のひとつです。発祥は、貞享2年(1685)頃と言われ、今では、東側に54店、西側に35店の店舗があります。 今日は人影もまばらでした。
人形焼き & 仲見世会館 
 <左>仲見世を歩くと、何軒もの「人形焼き」のお店がありました。ほとんどがまだ準備中もしくは開店休業中で、コロナ禍で苦労が絶えないようです。<右>「仲見世会館」には、装飾も鮮やかな立派な御神輿が展示されていました。三社祭の写真も。
五重塔と宝蔵門(仁王門)
 <左>五重塔は、仏舎利を奉安したインドのストゥーパを起源とし、最上層には、スリランカのイスルムニヤ寺院から奉戴した仏舎利が納められています。<右>宝蔵門は、初層が五間で、両端の二間には仁王像を奉安し、中央の三間が通行のために開口しています。
お水舎(おみずや)
 本堂前右側に位置するお水舎でお参りの前に身を清めました。天井には「墨絵の龍」(東 韶光 画)、八角形錆御影石造りの手水鉢の上に、かつて本堂裏にあった噴水に安置されていた高村光雲作の龍神像(沙竭羅龍王像)を祭られています。
常香炉(じょうこうろ)
 本堂の手前にある、線香の煙がたちこめる「常香炉(じょうこうろ)」。身体の悪いところに煙をかけると、良くなるなどと言われています。子供たちは、なぜか、必死になって頭に煙をかけていました。学習が気になるのでしょうか。
本堂(観音堂)
 <左>浅草寺の本堂は、ご本尊の聖観世音菩薩を奉安することにちなみ、観音堂とも呼ばれる堂宇です。創建は、推古天皇36年(628)に遡ると言われています。<右>許可を得て、内陣が写らないように本堂外陣から撮影しました。
二天門(にてんもん)
 <左>五重塔と本堂をバックに。<右>二天門は、本堂の東に建つ鮮やか朱塗りの門で、浅草寺の東門・国の重要文化財です。元和4年(1618)に建立、当初は境内にあった東照宮の随身門であったと言われています。
浅草神社と手水舎
 <左>浅草神社(あさくさじんじゃ)は、浅草寺本堂の東側に位置する神社です。5月例大祭「三社祭」が有名ですが、通称に「三社権現」「三社様」と言われ親しまれています。<右>お参りする児童は、手水舎(てみずや)で、浄水で両手を清めていました。
浅草神社(あさくさじんじゃ)
 拝礼している児童もいました(もちろん希望の児童のみ)。神社の参拝には、さまざまな作法がありますが、たとえば、鳥居の前で一礼する、参道の中央を歩かない、二礼二拍手一礼もその一つです。
お弁当タイム
 <左>食事の前にも必ず消毒。<右>青空の下、風通しのいい屋外で、円形のベンチに外側を向て座り、黙食です。自分で作ったお弁当、保護者の方に作っていただいたお弁当、気合の入ったお弁当を、うれしそうに食べていました。
東京スカイツリー
 いよいよ東京スカイツリーに到着。634m(ム・サ・シ=武蔵)の世界一の高さを誇る自立式電波塔です。建物の構造は、日本古来の技と最新技術に支えられています。
超高速エレベータ
 4階から350mの天望デッキに向かうエレベーターに乗ります。ちょっと三密でしたが、1分間に600mもの速さで、350mの高さまでわずか50秒で到着しました。
展望デッキ その1
 どこよりも高い東京パノラマ。エレベーターを降りると、窓ガラス越しに都心が見えました。高速道路で見てきた高層ビルも、東京タワーも小さく見えます。地上から350mの空中散歩の気分を味わうことができます。
展望デッキ その2
 天望デッキの窓ガラスは5mを超える大きさ。地上から空までを一気に見渡せます。関東平野の広さと、東西南北の地域の特徴が一目瞭然で、、東京の大パノラマに釘付けでした。生きた学習となりました。
フロア340 ガラス床
 階段で、フロア340まで降りると「ガラス床」があります。足元の2m×3mのガラス越しに広がる眺めは、ここでしか味わうことのできない迫力と興奮の演出となっています。下を覗いて怖がっている子供たちが多かったです。
ソラマチひろば
 1階に降りて、噴水やモニュメントのある憩いの空間へ。真下から見上げる東京スカイツリーは迫力満点!シルエットは、伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識しています。タワーの足元から基本となる造形が三角形から円形へと変化しています。
ソラミ坂
 ソラマチひろばから、東京スカイツリーと空を見上げながら、4Fのスカイアリーナへ通じる屋外階を登って、ソラミ坂で、ハイポーズ。
 帰りのバスの中では、さすがにエネルギーが切れたように、夢の中でした。静寂のまま学校へ。お疲れさまでした。事後学習もしっかりできそうです。